🏍関ヶ原古戦場めぐり🏍

日本100名城・続日本100名城の完全制覇を基本に、気ままな日本一周バイクの旅を行っています。

2021年10月1日（金）

今をさかのぼること、421年前の慶長5年9月15日。
現在の暦で1600年10月21日、天下分け目の合戦が行われた関ヶ原古戦場をめぐってきました。

1年前にオープンしたらしい？笑？、岐阜関ヶ原古戦場記念館を見学したかったのですが、緊急事態宣言でずっと休館。
宣言解除したこの日、合戦の季節柄もちょうどこの頃、なんども遊びに来てる関ヶ原古戦場ですが、改めて楽しみにやってきました。

岐阜関ヶ原古戦場記念館

まずは初めての岐阜関ヶ原古戦場記念館でお勉強です。笑

館内撮影禁止が多いですが、綺麗で設備が立派。
あと徳川家康最後陣跡に隣接で建っているので、遠目にも家康陣跡がわかりやすくなって、古戦場めぐりが楽しみやすくなった。
良です。笑

驚いた展示物に、石田三成の頭蓋骨の写真がありました。

伊達政宗なんかは改葬時にDNA鑑定されてんのとかは有名やけど…知らんかった。。。
胴と首をつないだって…おーこわっ。

歴史に詳しくない人も、わかりやすく楽しめる岐阜関ヶ原古戦場記念館 でした。
良い建物ができたなぁ。笑

史跡めぐり

🔴東軍　🔵西軍　◯西軍→東軍

さてここからは史跡めぐり。
まずは合戦の中心地から、少し離れたところからスタート。

🔴桃配山・徳川家康最初陣跡

🔴山内一豊陣跡

南宮山の抑えに陣取った山内一豊の陣跡が、徳川家康最初陣地の近くにありました。

ここからは合戦の中心地にやってきました。

🔴徳川家康最後陣跡

家康本陣前進。
この戦いにかける意気込みが、伝わってきそうな前進ぶりです。

🔴田中吉政陣跡

石田三成を捕らえる事になる田中吉政。
家康最後陣地のすぐそばに陣取っていました。

🔴松平忠吉・井伊直政陣跡/東首塚

家康四男の松平忠吉と、その義理の父・徳川四天王井伊直政。
先陣を果たし、島津追撃戦で負傷する両雄です。

🔴細川忠興陣跡

妻・細川ガラシャ（明智光秀・娘）が亡くなるのも、この戦い。
直系の子孫に、平成の細川護煕総理がいてます。

🔴岡山（丸山）烽火場/黒田長政・竹中重門陣跡

共に豊臣秀吉の軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の息子。
この二人も不思議な縁です。

決戦地

石田三成陣に、群がる東軍が見えるような場所。

決戦地から戦場一帯のムービーを撮ったので、見てください。
→→→まさ旅wz MASAtabiwz

🔵笹尾山・石田三成、島左近陣跡

西軍の中心地。
この立地だけ見たら、けっこう有利な気がするが…。

笹尾山・石田三成陣跡から眺める戦場一帯のムービーを撮ったので、見てください。
→→→まさ旅wz MASAtabiwz

🔵島津義弘陣跡

最後の突撃の距離感が、やたらと気になる陣跡です。

開戦地

霧が晴れていく中、ここでの鉄砲の撃ち合いから戦いが始まった。

🔵北天満山・小西行長陣跡

南北敵だらけ。
広角の戦場、大変そうな陣地です。

🔵南天満山・宇喜多秀家陣跡

ここも小西行長同様、広角な戦場。
やっぱり大変そう。

🔵大谷吉継墓・湯浅五助墓

静かな山中に、主従二人のお墓がありました。

🔵大谷吉継陣跡

かなり堅固な山陣。
歩いてみてわかったけど、石田、島津、小西、宇喜多の各陣とは川で隔りがあった。

まさかの裏切りに備えてたんやろか？

🔵平塚為広碑

大谷隊の中心勢力。
病の主君に代わって、陣頭指揮したとも言われてる武将。

◯脇坂安治陣跡

賤ヶ岳七本槍のひとり。
昔はみんな味方やったのに…大変な時代だ。

◯松尾山・小早川秀秋陣跡

裏切り者のレッテルを貼られてしまった小早川秀秋。
内情はいろいろあったようだが、どんな心持ちだったんだろっ。

🔴奥平貞治墓

家康家臣。
小早川がちゃんと寝返るか？小早川隊に張りついていた武将。

そのまま小早川隊として戦って、戦死しちゃったんやね。

🔴福島正則陣跡

合戦の中心地に戻って来て、前線で戦い続けた賤ヶ岳七本槍のひとり。

🔴藤堂高虎・京極高知陣跡

関ヶ原中学校内に陣跡があった、家康の信頼厚い2武将です。

西首塚

東と西に作られた首塚。
よーさんの人が葬られたんやろね。

🔴本多忠勝陣跡

家康の後方を守った徳川四天王の陣。
合戦の終盤には、退却する島津隊を追っている。

🔵島津豊久碑

敵軍中央突破で退却する島津隊の、殿軍を務めて戦死したと伝わる島津豊久。
その跡地付近を見に行ってきました。

おまけ

この日、レストランで食べた定食。
ひさびさの営業ということで、なんと！アイスクリームとアイスコーヒーをサービスしてくれはりました。

接客も素晴らしい、笑顔の素敵なスタッフの方でした。
ありがとう、全部めっちゃうまかったです。

後記

家康のここにかける意気込みがわかるような最後陣跡、島津のいちかばちかの突撃の距離感、各隊陣跡から眺める戦場の景観など、現場の臨場感はやっぱり全然違ってめちゃくちゃおもしろい。
たくさんある古戦場の中でも、想像が掻き立てやすい、わかりやすい古戦場やと思います。
それでいて歴史上最大規模の古戦場。

一日たっぷり関ヶ原古戦場を堪能しました。
あーおもしろかった。笑

この日は滋賀県米原市で宿泊。
そして！明日から九州・沖縄の旅に出発します。
やったー、やっと緊急事態宣言が解除しましたぁ。笑

季節はもう秋、バイク旅には今年のラストチャンス、救いは南国に向かうこと。
〝ほんだらなんで関ケ原やねん！真逆やんけ～〟って独りツッコミを入れながら、笑、明日より最遠目的地・沖縄県首里城を目指します。

遠いなぁ…笑、でも楽しみいっぱいです。