日本100名城・続日本100名城の完全制覇を基本に、気ままな日本一周バイクの旅を行っています。

2020年7月26日(日)〜7月27日(月)

26日(日)東京新橋、朝9時、雨まったく止まず。
40km先にある小机城のみ頑張って見学、90km先の小田原まで走って、小田原城に近づいておく作戦を立てました。

早く小田原に着き過ぎてしまうと、ホテルに入れないので、チェックアウトギリギリまで新橋待機。
10時出発、なんと雨が止み、晴れています。笑
ラッキーです。

120、125小机城(神奈川県)

新橋から1時間ちょい、小机城に到着。
全く知らないお城です。

JR小机駅から、5分ほどで到着
小高い丘、公園化されている。
クワガタ虫が普通に死んでいた。
取れんねんや。笑
分断されている二の丸
こちらは大きい方の、二の丸
奥に入れば、空堀、堀切、土塁が入り乱れてる
空堀?堀切?
本丸入口
ここも関東ローム、すべるすべる
本丸、城址碑
想定図、説明板

公園化された小さい丘で、近所の子どもが虫取りしていた。
クワガタとか取れるんやから、すごいな。

城としては、空堀と堀切、後は想像次第のお城。
涼しいから、蚊めっちゃ多い。
短パンあかん、餌食になります。笑

新島襄終焉の地

東京から西方面は、勝手知ったる道ばかり。
行った事ない城以外は「ナビももういらんやろ」ってナビで発見しました。笑
大好きな人物、新島襄終焉の地

大磯で亡くなった事は知っていましたが、1号線沿いに終焉の地があるってのは、全く知らなかった。
今まで何回も通ってるのにね。

終焉の地、説明板
終焉の地碑
函館から海外渡航してから約25年、46歳の生涯
こんな人に、後10年でも、20年でも、寿命があったらって思ったりもする。
オレなんか全然やなあ…。笑

121、126石垣山城(神奈川県)

新橋から小机城まで晴れていましたが、そうはいきませんね。
西から雨雲が近づいて来ました。

この日は土砂降り覚悟で、100km走ってホテルに入るだけの予定。
案の定、今回の旅では最強に匹敵する雨ん中を3時間かけて、小田原に到着。

小田原城石垣山城も1号線沿いにあるので、以前から場所は把握してたけど、行った事はありません。
いつでも行けるって、思ってたしね。笑

15時到着で、チェックインにはちょい早い。
小田原城は、ホテルの横なので次の日に取っておくとして、びしょ濡れついでに4kmほど離れてる、石垣山城を先に見学してしまう事にしました。

楽しみにしていた城のひとつ、豊臣秀吉天下統一の城です。
雨ん中、頑張って見学しに行ったご褒美も、待っててくれました。笑

一夜城の案内板
案内図
入口
石垣の多さにびっくり
説明板
江戸時代の、度重なる地震で崩れた石垣
放置放題が、逆に凄みを感じる
ここも登城口
崩れていて、とても道には見えない
↑上記、下城時、通ってみました。
4万人、80日で作りあげた石の城
この圧倒的な力の差に、北条は降参した。
馬屋曲輪石垣
二の丸
雨がめっちゃ振ったり、突然止んだり、雲の動きが荒い
二の丸跡
晴れてきた
櫓台跡
小田原の町と相模湾が見えた。
これは、素晴らしい眺め
突然の落ち込みすり鉢状の様なところへ、圧巻な石垣の壁が現れた。
井戸曲輪跡、説明板
井戸曲輪に「すごいなぁ」って、下ばっかり見て顔上げると、ご褒美が…。
この景色に…カッコイイ。
井戸曲輪跡、石垣の絶壁
ぐるりと取り囲んでいる。
中が見えない…これ以上は落ちる。笑
今でも水が湧き出ているとの事。
井戸曲輪、構造説明板
小田原城下と逆方向に目を凝らせば、箱根の山々
荒い雲と緑のコントラストが、カッコイイ
↑上記、雲の変化がめっちゃ速い。
見ていて飽きない。
興味ある。笑
来年行くであろう九州城めぐりの、肥前名護屋城が楽しみ
二の丸から、本丸へ
本丸跡
石垣山碑
またご褒美出た。笑
小田原攻めは、戦国オールスター総出演
ものすごい顔ぶれの集結
合戦経過、説明板
天守台跡
天守台から、本丸を見る
西曲輪跡
西曲輪の崩れた石垣
南曲輪跡
再び雨雲接近、一気に青空に霧がかかる。
関東平野もそろそろ終わり
ここの城の土壌は、関東ロームだ。
下城するときに、山中腹でバイク止めて、撮影
真ん中ちょい左に、小田原城が見える。
下城するときに、山中腹でバイク止めて、撮影
三浦半島が見える

雨ん中でしたが、堪能できた石垣山城
秀吉の力の凄さが、わかるお城でした。

122、23小田原城(神奈川県)

☆日本さくら名所100選☆

小田原駅前で一泊。
27日(月)がどうにもならない雨なら、ここで雨宿りするつもり。
でも午前中は行動できそう。

小田原城は午前中歩いて見学、雨が降るであろう午後は、箱根の山ん中にある山中城、静岡へ向かう途中の初めての興国寺城、そして駿府城がある静岡駅まで、移動する計画を立てて、8時にホテルをチェックアウト。

9時天守閣がオープンする前に、小田原城周辺をウオッチング。
時間の有効活用で、少しでも雨に当たりませんように。

案内図
説明板
東のエリアにある、城址碑
東にあった蓮池の防御
上杉謙信、武田信玄もここを攻めた
蓮池側にある、弁財天曲輪跡
二の丸東堀
美しい景色
二の丸東堀、説明板
複雑な入り組みの堀
造形美
馬出門、遠景
馬出門。
中に入れば、桝形虎口
堀の左右を行き来できるトンネル
カモが通ってた。笑
馬出門
馬出門、説明板
馬出門、桝形虎口を抜ける門
城内、つながる堀
切石敷井戸跡
門にあった、組み櫓
土塁に上がる為の、斜めの階段
足の負担軽減の為やろな…たぶん。
銅門
写真と説明板
現在の銅門
↑上記と見比べ
銅門、桝形
小田原城跡のビャクシン
土塀の仕組み
小田原城跡のイヌマキ
めっちゃ捻れてる
小田原合戦攻防図と説明板
いよいよ本丸へ
東堀跡説明板
写真ないけどね。笑
大好きなコの字
正面に巨マツが、見える
常盤木門跡碑と説明板
常盤木門
常盤木門、説明板
本丸跡、説明板
巨マツ
めっちゃ高い
巨マツ、説明碑
天守閣
天守閣、斜撮
天守閣内、全国高さトップ10図
参考にもなるし、おもしろい。
ジオラマ
江戸時代の、小田原城模型
北条の築城技術、障子堀
これに関東ロームが加わったら、無敵
天守より、南西方面
右から伊豆半島、真鶴半島、そして左寄りに伊豆大島が見える
天守より、東南方面
遠く江ノ島や三浦半島も見える
天守より、東方面
城下町
天守より、西方面
ちょい左の手前の山が、石垣山一夜城
奥は箱根の山々

秀吉の財力、力に、桁違いを見せつけられて開城した小田原城
4万人が籠城していたこの城を、20万の大軍で取り囲んだ秀吉。
でも力攻めはできなかったんですよね。

小田原城側から、石垣山城を見ると、短期間で石の城が出来てしまうのを見た時は、ショックだったと思う。

戦国の終わり、戦国のスターが集まった、やっぱり難攻不落の小田原城でした。

後記

いつも1号線を通りながら、天守閣が見えている小田原城を見て、「そんなに難攻不落かな」なんて昔から思ってました。

前日26日(土)に行った石垣山城も、初めて登ってみて「すごいと思うけど、山城見ていつも思うけど、こんな高くなくてええんちゃうん」って、中腹で写真撮ったときに「この高さで十分やん」なんて思いました。

でも小田原城に登ってみて、考えが改まった。
この城、総構えで障子堀を巡らして、4万人で籠城したら、それは難攻不落!
ほんで天守閣から石垣山城を見て、「山の中腹より山頂やな」って、「相手に与えるインパクトが違う」って、そんな風に思いました。

そして、秀吉ってやっぱりすごい。
この難攻不落を見切って、力攻めでは無く、人心を揺さぶって落としたんやから…すごい。
オマケにこの戦を機会にして、東北を平定してしまうんやから、エグい位押し。
きっと実力は元より、すごい演出家やったんやろなぁ。

会ってみたいけど、めっちゃ怖そう。笑